南方長城
鳳凰古城の郊外に南方長城があります。
この長城は明代の1554年に建設が始まり1622年に完成した長城です。
長城の総延長は380km
この長城は湘西の漢民族を城壁の中に入れず、
苗(ミャオ)族を外に出さない役割を担っていたといわれています。
駐車場に南方長城の地図がありました。
長い階段を登って東楼門に向かいます。
ハアハア言いながら登りました。
振り返ると急な階段だとわかります。
健脚でないと登れません。
階段を登ったところに南方長城を説明した石板がありました。
東楼門をくぐると広場になっていました。
広場には、碁盤の目に敷き詰められた敷石の一角がありました。
2003年と2005年には、ここで子どもたちが白服と黒服を着て、
白黒の傘をかぶり碁石になって中韓囲碁団体戦があったそうです。
広場の周りには、城壁が残っている場所もあります。
兵舎跡のようです。
広場を取り囲む城壁です。
城壁の一角から広場を見たところです。
城壁は山に向かって続いています。
時間がなかったので山に続く城壁の方にはいきませんでした。
城壁に据え付けられた大砲です。
城壁から西側を見たところです。
城壁から広場の兵舎跡を見たところです。
1時間ほど見学して、また、長い階段を下りました。
2020年01月
鳳凰古城6(中国)
沱江(だこう)の川下り!
鳳凰古城を貫いて流れる沱江
川沿いに三層の木造家屋が立ち並んでいます。
右側の船着場から屋形船に乗ります。
沱江にかかる飛び石
観光客が渡っています。
屋形船に乗って沱江を下ります。
前方に屋根付きの虹橋が見えてきました。
川にせり出した家を杭で支えています。
吊橋楼というそうです。
太公望がのんびりと魚釣りをしています。
こちらにも太公望が・・・!
終点の万名塔が見えてきました。
川の安全を祈って住民が建てたそうです。
屋形船が帰っていきます。
虹橋と帰っていく屋形船
虹橋に登ります。
虹橋から見た川下の景色です。
虹橋から見た川上の景色です。
ニュージーランド出身の作家ルイ・アイリが
「中国で最も美しい町」と称賛したのもうなずけます。
鳳凰古城5(中国)
鳳凰古城の作家沈従文!
旧市街の一角に中国の作家沈従文の旧居があります。
沈従文は、湖南省鳳凰古城出身の作家で、
「辺城」など西南辺境を舞台にした小説を書いた作家です。
中華人民共和国建国後に非政治性を批判され、自殺未遂を図ります。
のちに考古学の研究に転じ、大著「中国古代服飾研究」を著しています。
狭い路地を沈従文旧居に向かいます。
旧居入口に看板が掲げてあります。
旧居に入ると入口に沈従文の略歴が掲示されています。
中庭で案内人から説明を受けます。
室内には沈従文夫妻の写真が掲示してありました。
似顔絵や胸像も飾られていました。
両親の写真も掲示されています。
書斎の机
ここで小説「辺城」は書かれたそうです。
書斎には簡易なベッドもありました。
ここで寝起きしながら小説を書いたのでしょうか?
部屋から見た路地
小説「辺城」も展示されていました。
晩年の大著「中国古代服飾研究」も展示されていました。