山中人独語

楽しかった海外旅行のエピソードをつづります。

カテゴリ: 熊本地震

                 平成28年熊本地震
熊日出版から熊本地震発生から2週間の報道写真集が出版されている。
この写真集を見ると、今回の熊本地震が被災地にいかに甚大な被害をもたらしたかがわかる。
表紙の写真は、瓦が崩落した熊本城の天守閣

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何点か紹介します。
地震で崩落した立野の阿蘇大橋
右側から土砂が黒川に流れ出している。
中央にあった阿蘇大橋は、完全に崩落している。
この場所は、いまだ道路が復旧していない。

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谷に崩落した阿蘇大橋と南阿蘇村の土砂崩れ現場

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崩壊した阿蘇神社
楼門も完全に崩壊している。

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南阿蘇村の土砂崩れ現場
懸命の捜索が続けられている。

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南阿蘇村立野の土砂崩れ現場と脱線したJR豊肥線の列車

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西原村の倒壊した建物

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瓦が崩落した益城町の家屋
この写真は前震直後の写真で、この後本震(4月16日)が襲った。
 
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南阿蘇村の不明者捜索現場

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熊本地震を伝える本震当日の熊日号外
 
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              支えあおう熊本! いま心ひとつに!






                   被災直後の熊本城
「被災直後の熊本城」が熊本城復興を支援するみんなの会から出版された。
撮影したのは元熊本日日新聞記者矢加部和幸氏
自分も被災しながら熊本城のことが気になり、記録を残すために地震直後熊本城内に入ったという。
この写真集には、被災直後の熊本城の生々しい姿が活写されている。

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何点か紹介します。
瓦が落ちた天守閣と崩れた入口の石垣

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宇土櫓そのものに影響はなかったものの、続櫓は全壊している。

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頬当(ほほあて)御門も倒壊している。

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西竹の丸の石垣も倒壊している。

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五間櫓、北十八間櫓、東十八間櫓も倒壊している。

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西大手門の石垣も角石を残して崩れている。
 
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二の丸御門や百間石垣も倒壊している。

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熊本城の復旧には、何年いや何十年かかるのだろうか?
熊本県民の心のよりどころである熊本城の一日も早い復旧を望みたい!

             がんばろう!熊本  がんばろう!熊本城



地震後の熊本城
行幸(みゆき)坂の前に加藤清正像が鎮座している。

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長塀前の坪井川は、何もなかったかのように今日も静かに流れていた。

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一方、お城に目をやると、飯田丸五階櫓は鋼鉄の櫓で支えられていた。

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櫓下の石垣が崩れ落ちている。
櫓が崩れないよう鋼鉄の櫓で支えられている。

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二の丸広場のイチョウは黄色く色づき始めていた。

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本丸は、遠目には被災しているように見えないが、瓦が崩落している。
手前の長塀は、完全に倒れている。

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戌亥(いぬい)櫓は、石垣が崩落しているが、角石だけで支えられ、倒壊を免れていた。

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三の丸に行く道の長塀は倒壊している。

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反対側の石垣は崩落している。
痛々しい。

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昼食は、城彩苑でだご汁定食を食べた。
だご汁は、味噌の味が勝り、他の具材の味を消していた。
味噌汁を食べているような感じ・・・・
もっと具材の旨みがほしいなあ~・・・・!

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熊本地震2
格子戸が倒れた山中人家の入口は、歯が抜けたようにしまりがなくなった。
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隣のマンションは、壁が崩れている。
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家の周りを見回すと、屋根にブルーシートがかぶっている。
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ほとんどが、年数の経過した家の瓦である。
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この家は、見た目は新しいのだが、瓦がやられている。
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この家は、のり面が崩れている。
後日、家は解体された。
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この家は、シートをかぶせてないので雨漏りしていることだろう。
幸いにも、人は引っ越して誰も住んでいない。
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古い長屋にもブルーシートが・・・
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この家の家族は引っ越したのだろうか?
無人になっている。
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新しい家だが、屋根にはブルーシートが・・・ イメージ 10

今回の熊本地震は、瓦屋根のもろさを露呈した地震だった。
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熊本地震(前震)
4月14日、予想もしていなかった震度7の地震が発生した。
午後9時過ぎだった。
山中人は、ちょうどテレビを見ていた。
とっさに本棚が倒れないように両手で本棚を押さえた。
長い揺れ・・・
テレビや棚の上にあったものは、すべて落ちた。
部屋の中は、足の踏み場もないほど・・・
翌朝(15日)庭に出てみると、山中人家のシンボルである格子戸が、無残にも倒れていた。
言葉がなかった。
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熊本地震(本震)
家の周りを見てみたが、特に格子戸以外問題はなかった。
ほっと胸をなでおろした。
そして、その日は深い眠りについた。
その時は、2回目の地震(本震)が起ころうなど想像もしていなかった。
ところが、4月16日午前1時過ぎ、それは突然起こった。
突き上げるドーンという縦揺れに続いて、大きな横揺れが長く続いた。
山中人は深い眠りについていて、何が起こったのか、最初は夢うつつだった。
本棚やタンスがスローモーションのようにベッドに倒れてくるのを感じた。
正気に返り、周りを見回したが、暗くてよくわからなかった。
起き上がろうとしたが、起き上がれない。
体の上に本棚が倒れていた。
本棚のガラスは割れており、本が体の上に散らばっていた。
枕元に置いていた懐中電灯を探したが、すぐには見つからなかった。
本棚はベッドのヘリで支えられ、斜めになって止まっていた。
助かったと思った。
やっと懐中電灯を見つけ出し、あたりを照らしてみた。
タンスは斜めになり、上部が横向きになっていた。
部屋の中はめちゃめちゃだった。
よく生きていたなと思った。
夜が明けて、家の周りを見た。
無残にもモルタルの壁が剥がれ落ちていた。
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一階のサッシのガラスがレールから外れ割れていた。
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台所の出窓は今にも崩れ落ちそうになっていた。
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壁のいたるところにひびが入っていた。
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瓦がいたるところに落ちていた。
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割れたた瓦をどう処分したらいいか途方に暮れている。
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屋根は、現在シートで覆われている。
瓦を葺くには、半年から1年はかかるという。
梅雨や台風が心配である。
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