ジャンタル・マンタル(世界遺産)
天文学者でもあった皇帝サワーイ・ジャイ・スィン2世が、1728年に建造した天文観測所。
全部で16の観測儀があり、時刻や太陽の高さ、星座の位置、日の出日の入りの太陽の位置などを観測できる。
1901年に修復が行われ、現在も観測が続けられている。
サムラート・ヤントラ
2秒単位で正確な時刻を計測できる。

ナディヴァラヤ・ヤントラ
春分、秋分、夏至、冬至を計測する観測儀

ジャイ・プラカーシュ・ヤントラ
地中に窪んだ半球状の計測儀
他の計測儀のデータを補足する計測儀

ハワー・マハール(風の宮殿)
姿を見られることを禁じられていた宮廷女性のために、1799年皇帝サワーイ・プラタップ・スィンが建てた宮殿
5階建ての正面部分は、奥行のない小部屋に区切られていて、どの方角からでも風が入るように工夫されている。
宮廷女性たちは、ここから祝祭の行列や、日常の活気あふれる街の様子を眺めたという。
入口は、建物裏手の細い路地にある。

アンベール城
アンベール城は、16世紀初頭に皇帝マン・スィンによって建設が開始され、その後、歴代の皇帝によって増改築が繰り返され、17世紀のジャイ・スィン1世の時代にほぼ現在の姿になったといわrている。
丘の斜面に築かれた城は、高低差によってスペースが区切られており、低層は公的なエリア、高層は皇帝の私的空間となっている。

低層部広場の象タクシー乗り場

ガネーシャ門
緻密なフレスコ画がすばらしい。
これから先が、皇帝のプライベート空間となる。

皇帝のプライベート空間
右側の建物が、皇帝の私室
私室の両側に王妃の部屋が並ぶ。

シティ・パレス
チャンドラ・マハール(皇帝の住居)
内部は、非公開
クジャクやハスをモチーフにした4つの門が、中庭の両側にある。

ムバラク・マハール(旧レセプションセンター)
現在は、皇帝の衣装などを展示する博物館となっている。

ディワニ・カース(貴賓謁見の間)
銀の壺が入口の左右に置かれている。

銀の壺
1902年皇帝が英国を訪問した際、毎日の沐浴のためにガンジス河の水を入れて持って行ったものだという。
高さ160cm、容量900ℓの壺は、世界最大の銀製品としてギネスブックに登録されている。

サブハ・ニワス
歴代皇帝の肖像画が並ぶギャラリーとなっている。

皇帝末裔(まつえい)の住居
現在も皇帝一族が居住しており、その一部を博物館として公開しているのである。
